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特 徴 三種類の社会調査(フォーカス・グループ・インタビュー、新聞の言説分析、テレビの内容分析)に基づいて、日本の国際化という社会の変化における「外国人」表象を実証的に検討したことがこの論文の特徴です。 指導教授である山中正剛教授の論文「メディアの外国人表現〜外国人言説の読解に関する予備的研究」のアップデートだと自分では思っています(^^;;) 解 説(簡単な) 国内のメディアをみると、報道と人権をめぐるさまざまな事件が起きていましたし、海外のメディアでは、移民をめぐる各国の対応がさまざまに伝えられた時期。日本は内なる国際化という現象がますます進展し、コメ不足や阪神淡路大震災といった大事件が、共生とは何か、という問題を投げかけていました。何かあると、つい保守的になるメディア。メディアの国際化もまだまだといったところでしょうか。 付 記 本論文で取り上げた調査は、日本比較生活文化学会(1993年10月、1994年10月)、日本マスコミュニケーション学会(1996年6月)で口答発表もしています。 本文は、いつか公開することがあるかもしれません。調査のデータに関しては、本サイト「文献とデータ」の欄から、ご覧いただけます。 Backstage 1990年代前半に大学院に入学し、新しい社会の変化の波に洗われながら、迷いながら、理論的成果のしっかりした考察よりも、調査、調査、調査で書き上げた記憶があります。 調査報告書をいくつか合わせたようなものになってしまい、論文として一つのことを深く掘り下げるには至りませんでしたが、後の自分の研究の布石とはなったと思っています。 当時、阪神淡路大震災が発生し、神戸でボランティアに行った私は、その活動にのめりこんで、修士論文の検討にあまり時間をかけられなかったのも覚えています。そっちを修士論文にしようか、と迷った時期もありましたが、メディア表現の研究を続けたい、という気持ちもあり、このようなものができあがりました。 大学生の頃は、記号論やディスコース分析などのアプローチに関心がありました。ただ、市場調査会社に就職したり、大震災の被害を目の当たりにしたりするなかで、社会調査によるアプローチが魅力的になってきました。経験や方法の観点でも、この修士論文が自分の研究の布石になったと思います。 指導の山中先生からは国際化に関する研究やフィールドワークの魅力を教わりました。大学生のゼミにも参加させていただき、当時のゼミ生の方々との楽しい一時は、論文執筆の大きな勇気になりました。同僚の院生二人にも感謝したいと思います。
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