MISSION 1
1990年代の初頭から「人の国際化」あるいは「内なる国際化」などと呼ばれる社会の急激な変化がみられています。
これまで「国際化」という言葉は、「国際人」などの言葉に象徴されるように、英語が話せることのように思われたり、日本企業の海外進出だと考えられたり、つまり、社会の外(外国)向きの力として使われてきたといえるでしょう。
一方、近年、さまざまな文化的背景を持つ数多くの在日・来日外国人の方々が、日本社会の市民として共に暮らすようになっています。日本社会は、その内(国内)においても国際化が進展しているといえるでしょう。
こうしたなかで、私たちは、新しい社会の力動性を知り、新しいコミュニケーションの道具を駆使して、新しい関係性を築きあげていく必要があります。
ところで、社会や世界を映し出すといわれるメディアは、こうした社会の変動期に対応し、社会の変化を映し出しているといえるでしょうか?
マス・コミュニケーションは、時代の流れなかで、どのような役割を果たし、私たちの新たな市民社会において、どのような新たな関係性を築き上げていけるのでしょうか?
日常生活のなかで、さまざまな様式のコミュニケーションを考えていくこと。「内なる国際化」時代に求められることではないでしょうか。
私は、メディアという様式や、マス・コミュニケーションという一つのコミュニケーション過程の研究を通じて、こうした課題を探究し、学生のみなさんとともに新しい日本社会を築いていく努力をしたいと考えています。
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