授業概要 この授業はメディアが介在する多様な文化現象とその背景について学びます。具体的な文化現象の事例をあげながら、メディア特性や文化の担い手などに着目しつつ、メディア文化の成立過程を考察します。こうしたことから、人間の価値観や生活様式の変化、地域社会や国際社会との関わり方の変化などについての理解を深めることが目的です。 授業では主に(1)日本の国際化という社会変動のなかのメディア文化、(2)地域社会の変容のなかのメディア文化、(3)技術社会の発展のなかのメディア文化を扱います。 具体的な事例の考察から、文化現象の読解に関する方法論を身につけることも合わせて目的とします。現象の現場をフィールドワークする方法や文化社会学などのアプローチ、文学批評や記号論的な考え方なども授業で扱っていきます。 授業計画 「日本の国際化という社会変動のなかのメディア文化」に関しては、ワールドカップ・サッカーを題材にしたメディア・イベント論や国際交流論、日本のなかのエスニック文化を題材にした文化変容論などを扱います。 「地域社会の変容のなかのメディア文化」に関しては、タウン誌やシティマガジンを題材にした地域情報化社会論や、地域や国境を越える伝統音楽やポピュラー音楽を題材にした文化社会学などを扱います。 「技術社会の発展のなかのメディア文化」に関しては、携帯電話やテレビ電話、コンピューターを介したコミュニケーションなどを題材にした技術社会論などを扱います。 コマーシャルや映画、雑誌などに積極的に普段から触れるようにしてほしいと思います。エスニック料理店に行ってみたり、地元のタウン誌を読んだり、チャットをしてみたりしながら、それを学問として引き寄せていく想像力を身に付けてください。
制作/著作 日吉昭彦 (contact@note-to-tone.tv)
contact@note-to-tone.tv