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世界の古典を読む5(日本)

目白大学 人文学部
(2004年度/担当:日吉昭彦)



 石川達三の『蒼氓(そうぼう)』を読む。

 『蒼氓(そうぼう)』は、1930年に、神戸の港から、新天地ブラジルへと向かう日本人移民の姿を、ルポ的に克明に描き出した社会派の文学作品である。
 この作品を読み、要旨をまとめ、発表しながら、基本的な読解力や、自身の考えをまとめる力を身につける。

 あわせて次のような関心にも広げていきたい。
  • 現実社会の出来事を克明に描く文章に触れ、叙述することの意義を学ぶ。
  • 現在日本で進展する「内なる国際化」という社会現象のなか、数多くの日系ブラジル人たちが国内で生活している。作品の登場人物たちの子孫にあたるが、この作品から現在進行中の社会の出来事の歴史的ルーツと連続を知る。
  • グローバルに進展する人の労働移動という現象の構造を、身近な人間の物語に引き寄せて理解する。

 教科書:石川達三著『蒼氓(そうぼう)』新潮文庫 昭和26年(1982年 改版)




制作/著作 日吉昭彦
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